五輪代表の野中生萌 自身の日本記録2度塗り替え「壁を越えると割と頻繁に出るように」【クライミング】
2021年6月18日 19時54分
スポーツクライミング・スピードの「ジャパン・オープン」予選及び決勝が18日、盛岡市の岩手県営スポーツクライミング競技場で開かれ、東京五輪女子日本代表の野中生萌(みほう、24)=XFLAG=が予選で自身の持つ日本記録を2度塗り替え、7秒88をマークした。野中は今大会を調整の場と捉えており、決勝は辞退した。
電光掲示板に日本記録を表示させても野中は驚かなかった。最近の練習では7秒台を連発し、手応えがあったからだ。「9秒も8秒も必ず何か壁があって、その壁を越えると割と頻繁に出るようになった」
スピードに関しては、強化が遅れた国内では実力者だが、東京五輪にはもっと強者が出場する。コーチ陣にも「週に一度の練習で五輪まであと何回練習できるか。もっと精度と安定性を高めていかないと」と言われ、5月から週に1度だった練習を2度に増やした。その成果か、5月末のW杯で日本記録の8秒20を刻み、この日の最初の登りでは7秒95と伸ばした。
「今大会で周りの選手に刺激されて壁が破れた。緊張感ある中で登る経験もすごくためになった」と野中。スピード、ボルダリング、リードの順番で戦う東京五輪。最初の種目で7秒台が出せれば一気にメダルに近づく。
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