井上尚弥の眼力にいきなり挑戦者ビビり気味・・・防衛戦2日前ラスベガスで公式会見【ボクシング】
2021年6月18日 17時29分
ボクシングのWBA・IBF統一バンタム級タイトル戦(19日=日本時間20日・米ネバダ州ラスベガス)に臨む同級王者・井上尚弥(28)=大橋=は17日(日本時間18日)、現地で行われた公式会見に出席。挑戦者のIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28)=フィリピン=と対面し「アメリカでの期待も感じています。明後日は求められているいい試合をしたい」と決意を示した。
試合2日前の公式会見。恒例のフェースオフ(にらみあい)で、間近から井上尚の視線を浴びた挑戦者・ダスマリナスが何度も目を伏せ、視線をそらせた。闘志の差か、油断させるための作戦か。いずれにしても、格の違いは明らかだった。
会見中も、司会者からこの試合を飛び越え、4団体統一について質問され、井上尚も「バンタム級での最強を示すには4つのベルトが必要」と応じた。今回の試合はIBFから義務付けられた指名試合で、4本のベルトをすべて集める通過点。それは米国メディアを含め誰もが理解していた。
もちろんダスマリナスを甘く見てはいない。会見を終えた井上尚は日本で生中継するWOWOWの取材に応じ「ダスマリナスは以前と同じ、すごくいいやつという印象。そういうやつほどリングで牙をむいてくるので、そこだけは油断しないように」と警戒は緩めなかった。
今回はラスベガスで自身初の有観客試合でもあり「かなり高いパフォーマンスが出せると思う。技術的にも見せながらしっかりとKOにつなげる。期待してください」とKOも予告した。
◇ ◇
会見を終えた井上尚が、ホテル内で取材を受けていたWBC同級王者ノニト・ドネア(38)=フィリピン=と遭遇する一幕があった。2019年11月、世界中で年間最高試合に選ばれる激闘を演じ、リスペクトし合う両者は笑顔で拳を触れてあいさつ。ドネアが持っていたWBCベルトをじゃれて奪い合う場面もあった。
再戦を希望するかと問われたドネアは「イエス!」と即答。4団体統一を目指す井上尚にとっても、ドネアはもちろんターゲットの1人だ。日本好きのドネアは日本語で「頑張って」とエールを送り、井上も手を上げて応じた。
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