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女性版タイガーマスク誕生 その名も「タイガークイーン」7・29デビューへ【山崎照朝コラム】

2021年6月18日 16時13分

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タイガークイーンを発表する初代タイガーマスク

タイガークイーンを発表する初代タイガーマスク

 初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰するプロレス団体「ストロングスタイルプロレス」(新間寿会長)がこのほど、都内で会見を開き、タイガーマスクの女性版「タイガークイーン」を7月29日、後楽園ホール大会でデビューさせると発表した。
 原因不明の難病と闘う佐山さんは、「私がタイガーマスクをつくることになりました。半年前からその選手に目をつけてきました。名前も私がつけさせてもらいました」と話した。
 そのセンス、動き、優雅さなどからタイガークイーンと名付けたいう。全女時代にストロングスタイルの実力派として鳴らしたジャガー横田が育成に協力し、実力に太鼓判を押している。
 新日本プロレス時代からアントニオ猪木さんら多くの名選手、名勝負に関わってきた新間会長はこう言った。「初代タイガーマスクも、ダイナマイト・キッドという名選手がいたから今がある。相手がキッドでなければ彼は違う方向に進んだかもしれなかった」。つまり、スターになるためには好敵手が必要というわけだ。
 新間会長は新日本プロレス時代、懐刀として猪木さんを支えた人だが、心を痛めていることがある。猪木さんは現在腰の治療で入院中。テレビやYouTubeで紹介されている映像だ。ベットにいる猪木さんはやせ細り、「元気があれば何でもできる。ダァー!」のイメージはない。
 「何人かの関係者が精いっぱいやってつくり上げた新日本プロレスの黄金時代。その主役のアントニオ猪木という人が、ああいう姿でテレビやYouTubeに出ている。多くの人々に夢を与え続け、元気を与えてきた猪木さんの、あの姿は見ていられません」と不快感を隠さない。何とかやめさせてもらえませんか、と言ってくる人もいるそうだ。
 そんな暗いニュースのなか、今回のタイガークイーンのデビューが新間会長の心を明るくしたという。佐山さんも「本当にすごい選手です。ジャガーさんも一緒に指導してくれ、昔の新日本プロレスも女子プロも魂は一緒なんだと思った。これが恩返しというか、僕がプロレス界に残せる遺産かなと思う」と言う。
 佐山さんとは、私にとって初の取材先だった新日本プロレス道場で出会った。ダイナマイト・キッド戦で激しいパイルドライバーを打ち合い、痛めた首を控室でレスラーに引っ張ってもらっていたのを今も覚えている。そんなストロングスタイルの「タイガーマスク」がつくりあげたタイガークイーン。彼女がどういう選手なのかは完全にベールに包まれたまま。デビュー戦が楽しみである。

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