中部空港の味仙が撤退へ 20日最後に休業
2021年6月18日 05時00分 (6月18日 10時12分更新)
名古屋名物の台湾ラーメンの元祖として知られる中華料理店「味仙」(名古屋市)が、テナントとして入居する中部国際空港第一ターミナル(愛知県常滑市)から撤退することが分かった。
中部国際空港店を営む味仙は本紙の取材に「二十日を最後に休業する」と説明。再開の予定はなく、事実上の閉店となる。
味仙は名古屋市内を中心に約十店舗を展開しており、炒めたひき肉やニラ、トウガラシをのせた「台湾ラーメン」が看板メニュー。同店は空港が開港した二〇〇五年二月にオープンし、「名古屋めし」の店の一つとして人気だった。
新型コロナウイルスが感染拡大する前は百三十店ほどあった空港内の商業施設のうち、現在、営業しているのは五十五店。飲食店や衣料品店など二十店以上が撤退し、五十店ほどが臨時休業しているとみられる。
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