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運送業界 警戒強める ガソリン値上がり 石川、富山 1年で20円以上

2021年6月18日 05時00分 (6月18日 10時00分更新)
 全国的にガソリンや軽油価格の値上がりが続いている。新型コロナワクチンの接種拡大に伴う米国や欧州などの景気回復や産油国の減産などを背景に原油価格が上昇しているためで、北陸の運送業界を中心に警戒感が強まっている。 (瀬戸勝之)
 石油情報センターが発表したレギュラーガソリン一リットル当たりの店頭価格(十四日時点)は、石川県が先週比一・七円上昇の一五五・四円、富山県が二・一円上昇の一五六・九円だった。石川は二年八カ月ぶり、富山は二年七カ月ぶりの水準。軽油の店頭価格(同)は石川が二・〇円上昇の一三四・三円、富山が二・一円上昇の一三九・一円だった。
 同センターによると、昨年春には景気低迷に伴う需要減でガソリン、軽油価格とも下落したが、その後はじわじわ上昇。来週も小幅な上昇が見込まれている。担当者は「コロナ収束に向けて楽観論が強まればさらに需要が高まり、価格が上がっていく可能性がある」と指摘する。
 石川、富山両県ではガソリン、軽油価格とも一年前と比べて、それぞれ二十数円の上昇となっており、運送業者の経営を圧迫する。トナミ運輸(富山県高岡市)の広報担当は「企業間の輸送量がコロナ前に戻っておらず、荷主への価格転嫁はしにくい状況。車両の運用効率を高めて燃料コストの増加を吸収するしかない」。石川県トラック協会の担当者は「コロナ禍の影響が続く中、運送業者にとっては悩みの種が一つ増えた格好だ。先行きがどうなるのか注視していく」と話した。

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