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司書 良書へ生徒導く 南砺市 吉江中図書室に派遣

2021年6月18日 05時00分 (6月18日 10時27分更新)
昼休み、図書室で本を見る生徒と杉森のりこさん(奥中央)=南砺市吉江中で

昼休み、図書室で本を見る生徒と杉森のりこさん(奥中央)=南砺市吉江中で

書棚の分類、探しやすさ 好評

 南砺市は本年度から、吉江中学校の図書室へ中央図書館の図書館司書の派遣を始めた。生徒がいい本に出合う機会や、貸し出しを増やす狙い。司書は書棚に本の分類が分かるよう工夫し、生徒からは本が見つけやすくなったと好評。市は今後、派遣校の拡大を検討する。 (松村裕子)
 書棚には「数学」「宇宙」など目立つポップ(表示)を付け、番号順に本を並べ替えて、探しやすくした。書棚の上にはお薦めの本を展示した。「同世代の出てくる小説とか、映画やドラマになって興味をもちやすい本を選んだ」と図書館司書の杉森のりこさん(39)。
 杉森さんのいる昼休みに図書室に来た一年縄井玲奈さん(12)は「分類が分かりやすく、本が探しやすい」。一年石崎遥希(はるき)さん(12)は「野球をしているので野球に関する本を紹介してほしい」とリクエストした。
 四月から中央図書館の司書二人が交代で週二回、午後一〜四時に同校に通い、本の整理や、生徒の質問に対応。各小中学校には図書館司書助手がいるが、市立図書館での実務経験はなく、勤務時間が生徒の利用時間帯でないこともあった。
 中央図書館の司書は、学校図書室で生徒の読書の実態を見て、本ぞろえを工夫。市立図書館の運営にも反映し、生徒の市立図書館への来館にもつなげる。
 市によると、図書館司書を通じた市立図書館と学校図書室の連携は珍しい試み。二〇二〇年度の市内中学生の一人あたりの学校図書室での月平均貸出数は〇・五冊にとどまる。

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