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辛坊治郎さん「漂流から8年かけてたどり着いた」太平洋単独無寄港横断成功で「本当に生かされている気が…」

2021年6月17日 17時06分

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到着後、サムズアップで喜びを示す辛坊治郎さん。後方は長旅をともにした「KaorinV」

到着後、サムズアップで喜びを示す辛坊治郎さん。後方は長旅をともにした「KaorinV」

  • 到着後、サムズアップで喜びを示す辛坊治郎さん。後方は長旅をともにした「KaorinV」
  • 米・サンディエゴのヨットハーバーに到着した「KaorinV」
 ヨットで太平洋単独無寄港横断にチャレンジしていたキャスター辛坊治郎さん(65)が米西海岸・サンディエゴのヨットハーバーに17日午前9時52分(現地時間16日午後5時52分)、無事到着した。4月9日に大阪・淡輪を愛妻の名前にちなんだヨット「Kaorin5(カオリンファイブ)」で出港、70日で約9000キロの横断に成功した。
 到着の模様はニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」(月曜~木曜午前8時)で生放送された。現地で待機していたサブディレクターは「辛坊さんが船上で『(接岸は)右舷、左舷どっち?』と接岸直前に大声を出しているのが聞こえた」と元気そうな辛坊さんのゴールの瞬間を伝えた。
 辛坊さんは2013年6月に福島・小名浜港からブラインドセーラーの岩本光弘さん(54)とともに太平洋横断に挑戦したが、沖合でクジラに乗り上げ沈没、漂流の末、海自に救助されるという憂き目に遭っており、今回1人で8年ぶりのリベンジだった。
 辛坊さんは入国管理・税関当局の係官と関連手続きを終え、「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月曜~金曜午前11時30分)で上陸第一声を放った。
 「サンディエゴに着くまで8年かかった。正直言うとその間、ずっと漂流を続けていた気持ちだった。(前回福島を出港した)6月16日にこだわりもあった。漂流から8年かけてたどり着いた感じです。今回も何度も死にかけて本当生かされている気がする」
 現地では岩本さんや在留邦人ら約50人が出迎えた。スタジオでも祝福ムードが盛り上がる中、番組のマイクに辛坊さんは「いやぁ、着きました。70日間かかりました」と話し、「今、一番したいのは船の修理。相当傷んでいるのでいたわってやらないと」と思いやった。
 さらに「航海中はいろんな人のことを考えて全然孤独じゃなかった」と振り返った。
 現地時間の深夜になり、辛坊さんは自身の冠番組で休演中の同局「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(月曜~木曜午後3時30分)に生出演し、「39フィートのヨットどうするんだ? となりますが、こっちで売り飛ばすと税金がすごくて、サブディレクターに『乗って帰って』と頼んだら断られた」と語り、「誰か乗って帰る人いなければ、また乗って帰る」と言いだした。
 スタジオから「ご乱心」とツッコミが入ると、「ニッポン放送でお金出して運んでくれれば」と応じ、「今度は無寄港ではないのでハワイやグアムに寄れる。大きな嵐を乗り越え、やっと船の動きも理解できたし、まずは船の修理を終えないと」とけむに巻いた。
 辛坊さんの不在中は日替わりパーソナリティーが番組を支えており、放送日には午後5時に衛星電話を使って太平洋上の辛坊さんに“生存確認テレフォン”をかけ、応援を続けていた。
 ニッポン放送によると、今回の挑戦のため、降板したレギュラー番組もあったが、「辛坊治郎 ズーム―」は帰国後、再び担当する予定だ。

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