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掛けるマスク 眼鏡の技で 鯖江の部品メーカー開発 

2021年6月17日 05時00分 (6月17日 12時04分更新)

眼鏡のようにテンプルを耳に掛けて装着するマスク「ZiBi」=鯖江市のササマタで

 耳への負担 大幅に軽減

 鯖江市中野町の眼鏡部品製造販売「ササマタ」が、部品製造の技を生かし、眼鏡のようにテンプル(つる)部分を耳に掛けて装着するマスク「ZiBi(ジビ)」を開発した。ゴムやひもタイプと比べ、ピアスやイヤホンに絡まず、耳への摩擦や張力を大幅に軽減した。
 新型コロナウイルス禍で、マスク着用が日常的となる中、部品メーカーとしてマスクへの参入を考えたのが開発のきっかけ。同社は眼鏡の鼻パッドなど肌に直接触れる部品をメインに製造しており、マスク製造でも、かけ心地と肌に影響のないものづくりを一番に考えた。
 開発は昨年五月ごろにスタート。テンプルの幅を眼鏡と近い太さにし、肌に触れる部分の面積、角度などで最適なかけ心地を探った。そうして、テンプル部分を立体的なマスク生地と組み合わせて使用する「ZiBi」が誕生した。
 今年一月からのクラウドファンディングを経て、五月に一般販売を始めると、チタン製のテンプルが売り切れるなど、うれしい手応えも。同社の担当者は、眼鏡の部品製造の技術から生まれたマスクが「新たな選択肢になれば。ゴムひもが痛いという考えを払拭(ふっしょく)する、耳に優しいマスクを知ってもらいたい」と話している。
 テンプル部分はナイロン樹脂製が千七百円、チタン製が六千円。白や黒、ピンクなど五色をM、Lサイズで展開するマスク生地は一枚千二百円。ナイロン樹脂製テンプルと同色同サイズのマスク生地二枚のセットは三千五百円。公式ECサイトで販売している。 (清兼千鶴)

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