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「朝うどんビュッフェ」好評 湖西市のすし店が顧客獲得へ

2021年6月17日 05時00分 (6月17日 09時53分更新)
うどんと日替わりのメニューを紹介する四條忍さん=湖西市鷲津の天平寿しで

うどんと日替わりのメニューを紹介する四條忍さん=湖西市鷲津の天平寿しで

 うどん一杯で、すし店の日替わりメニューを朝から食べ放題−。新型コロナウイルス感染拡大による営業不振を受け、湖西市鷲津のすし店「天平寿し」が四月に始めた朝営業「朝うどんビュッフェ」が口コミで人気を広げている。店主の四條忍さん(46)は「新規の客も来てくれるようになった。敷居が高くないとアピールし、苦境だからこそ顧客獲得につなげたい」と前を向く。 (鈴木太郎)
 火−金曜の午前七〜十時に営業し、一杯五百円。毎日用意するいなりずしと生卵、かき揚げに加え、仕入れの状況に応じ、日替わりのミニ丼や巻きずしがビュッフェ棚に並ぶ。追加料金なしで食べることができ、当日のメニューは店のフェイスブックとインスタグラムで告知している。
 「すしのネタは鮮度が命。収益は度外視した」と四條さん。最初は昼夜の客が減った分、仕入れた魚の鮮度が落ちる前に使い切る手段として、朝営業を思い付いた。周辺に工場が集中するため、夜勤明けや勤務前の朝ご飯の需要も狙って四月二十日から開始。大型連休明けの感染急拡大後は、客の連絡先を控えるなどの対策を取って営業している。
 一日に十人前後が訪れるといい、「朝の早い漁師や、夜遅く来られない家族連れといった初めての客が口コミで来るようになった」と少しずつ手応えを感じている。朝営業は九月ごろまで続ける予定で、「新型コロナ後の客の定着に向け、カウンターのすしは高級で入りづらいというイメージをなくすきっかけになれば」と語った。

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