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木や石素材で脱プラスチックへ SDGs意識、東海の企業で広がり

2021年6月15日 05時00分 (6月15日 05時01分更新)
圧縮加工で曲がるようにした木を使った商品=愛知県飛島村の名古屋木材で

圧縮加工で曲がるようにした木を使った商品=愛知県飛島村の名古屋木材で

  • 圧縮加工で曲がるようにした木を使った商品=愛知県飛島村の名古屋木材で
  • 石灰石由来の素材を使ったファイルなどの商品=名古屋市守山区の大同至高で
 堅い木材や鉱物を柔らかく変えた新素材を、プラスチックや紙の代替として製品に活用する取り組みが、東海地方の企業でも広がっている。海洋汚染や地球温暖化の国際問題を解決しようと近年、「脱プラスチック」の流れが加速。国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を打ち出す企業が増えていることも追い風に、環境負荷が少ない製品として需要の掘り起こしを狙う。 (竹田弘毅)
 名古屋木材(名古屋市)は、木目に沿ってゴムのようにしなる木材「曲がる木」を使った製品開発に注力する。クラウドファンディングで資金を調達し、しなやかに曲がる木をカバーにした名刺入れを昨年九月に発売。新型コロナウイルス拡大を受けて今年二月に出したマスクケースは、月間百個を上回る受注がある。
 曲がる木は、国産のスギやヒノキの角材をプレス機に入れ、水蒸気の熱で柔らかくし圧縮。その後、冷やして固める前に圧力を少し抜き、柔軟性を高める。これは網目状に並ぶ木の細胞壁が一度つぶれることで伸縮しやすくなるという性質を利用したもの。この工程を経ることで加工前の七倍もたわむようになる。
 同じ技術を利用し、プラスチック並みの強度にした木材も開発。年輪が緻...

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