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青木瀬令奈が大会タイで逆転優勝 渋野日向子からエールに気合【女子ゴルフ】

2021年6月13日 18時38分

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最終日、5番でティーショットを放つ青木瀬令奈

最終日、5番でティーショットを放つ青木瀬令奈

◇13日 女子ゴルフ・サントリーレディス最終日(神戸市・六甲国際GC)
 4打差2位から最終組でスタートした青木瀬令奈(28)が5バーディー、ノーボギー67のゴルフで、独走態勢を築いていた稲見萌寧(21)=都築電気=を逆転。通算17アンダーの大会タイ記録で優勝を飾った。2017年6月ヨネックスレディス以来4年ぶりのツアー通算2勝目。1打差の16アンダーで2位に稲見、山下美夢有(19)=加賀電子、西郷真央(19)=大東建託=の3人が入った。古江彩佳(21)=富士通=は13アンダーの7位だった。
 青木の胸中は、笑顔を絶やさず静かにプレーする見た目より、はるかに熱かった。今季すでに6勝と絶好調の稲見が4打差単独首位。独走Vを予想する声しか聞こえてこない最終日だった。しかし青木は「モネちゃんもきっと人間だろうな、と思ってスタートした。ミスも出る。出ないかもしれないけど、私は私で練習日から優勝への気持ちが強かった」と話す。
 5、6、8番と前半で3打伸ばし、9番をボギーとした稲見に並んだ。大詰め16番パー3を迎えて青木16アンダー、稲見15アンダー。2組前の山下美夢有も16アンダーまで伸ばしていた。左サイドの池をかすめ向こうに揺れるピンフラッグを、得意のユーティリティー6番で覚悟を決めて狙った。ピン奥2メートル半。3メートルのチャンスを逃した稲見に対して、慎重にこれを沈めて事実上のウイニングバーディーとした。
 18番をパーでホールアウトすると、両手を広げて万歳。4年ぶりのうれし涙が頬を伝った。「初優勝は短縮になって2日間競技だったので、ちょっと肩身が狭かった。これで胸を張れます。4年間、長かった」。生涯獲得賞金2億円突破も同時達成した。
 妹分のようにかわいがり、折に触れ食事に誘い気分転換を手伝う渋野日向子から、この日の朝、SNSで連絡が。
 「朝からスイマセン。ひとこと頑張ってと伝えたくて…」(渋野)
 「頑張って来るね~」。試合当日はめったにコメントを返さないという青木が、渋野の気持ちに応えて気合を入れ直した。
 アラサー世代は今の国内女子プロゴルフ界ではベテラン扱い。もともと体も小さく飛距離が出ない青木だが「飛ばす努力や工夫は諦めず、自分のよさも失ってはいけないと思ってます。自分の生命線であるユーティリティーやショートウッドのショットを鍛えて、みんなのウェッジより精度を上げたい」と話す。待ち焦がれた2勝目で、全英切符も手に入れた。

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