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正捕手・森は暴投数ぶっちぎり…西武の捕手は代役でなく“交代”あり得る 打撃以上に目を引いた柘植のリード

2021年6月13日 10時26分

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5回表2死一塁、福留が見逃し三振に倒れる。捕手柘植

5回表2死一塁、福留が見逃し三振に倒れる。捕手柘植

  • 5回表2死一塁、福留が見逃し三振に倒れる。捕手柘植
  • 4回表2死二、三塁、大島が見逃し三振に倒れる。投手今井、捕手柘植
◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇12日 西武7―3中日(メットライフドーム)
 先制打の4番・呉念庭、3点三塁打のスパンジェンバーグ、5点目の愛斗…。岡野が1回につかまった西武の打者には共通点がある。わずか2カ月半前の開幕戦では、誰も先発メンバーに入っていなかった。それどころか、この日の野手9人の中で、開幕スタメンは3人(金子、栗山、山川)しかいない。
 左腓骨(ひこつ)骨折の外崎、新型コロナ感染の源田と侍ジャパン級2人を含む、大量の故障と濃厚接触指定による離脱。それでも冒頭に挙げたような代役(中には代役の代役も)たちが、そう呼ぶのも失礼なほど結果を残している。1回に6点目の犠飛を打った柘植は、第2打席以降にも3安打。打撃以上に目を引いたのが、捕手としての能力だ。
 先発の今井は、大量援護をもらった直後に集中打を浴び、2失点。150キロを超す速球は精度を欠いていた。あわよくば打撃戦に持ち込めるのではないか…。そんな淡い期待はしぼんだ。
 4回2死二、三塁では大島。続く5回の2死一塁では福留。いずれも追い込んでからの決め球を、内角にもってきた。152キロで見逃し三振。経験豊富な2人は、ボールだと見切って振らなかった。確かに微妙な判定ではあったが、山本貴球審に右手を上げさせたのは、今井の短所を柘植が利用したからだ。
 「いいキャッチャーだと思いますよ。あれだけまとまらなかった今井を、何とか7回まで持たせたんだから。序盤は左打者の外角に投げさせようとしていましたが、シュート回転するから全部ボールになっていたんです」。テレビ局ブースから見ていた井端弘和さんの言葉だ。どうしても制御も修正もできないシュート回転を、逆転の発想でフロントドアとして活用したわけだ。
 正捕手の森は山賊打線の中軸だが、11日は3盗塁を許し、2暴投。ブロッキングは弱点であり、事実ここ2年、12球団ワーストの暴投数は、今季(37)もぶっちぎりだ。今季の柘植はまだ32イニング2/3と守備は少ないが、その間の暴投は1。レオの捕手は代役ではなく、思い切った交代もあり得る状況だ。

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