本文へ移動

闘病患者の心情伝えたい 脳出血で半身不随の県立木曽病院・医師が本出版

2021年6月13日 05時00分 (6月13日 11時07分更新)
本を紹介する吉岡さん=木曽町の県立木曽病院で

本を紹介する吉岡さん=木曽町の県立木曽病院で

 脳出血で右半身が不自由となる後遺症がありながらも、木曽町の県立木曽病院で産婦人科長として働く医師吉岡郁郎さん(61)。闘病やリハビリの経験をまとめた書籍「0歳の右半身と50歳の左半身−身体半分、でも大丈夫!医師への復帰の軌跡」(一元社)を出版した。「脳出血で闘病中の人に現状を考える参考にしてもらい、リハビリを指導する療法士には患者が抱える心情を分かってもらえれば」と話す。 (生田貴士)
 吉岡さんは東京都田無町(現西東京市)出身で、三浪して一九八一年に信州大医学部医学科に入学。卒業後は病院での研修を経て、九六年に木曽病院に赴任した。外来や出産、手術対応、伊那市の伊那中央病院での週一回の応援など、産婦人科医が少ない中で働き続けた。それが当たり前とも感じていたが、勤続十五年目の二〇一一年一月、木曽町の自宅で倒れた。
 木曽病院に救急搬送された後、伊那中央病院に転院。書籍では、入院時の思いや、いかにして気持ちを高めてリハビリに取り組んできたか、退院後の自宅でトイレもままならないことで現実を突きつけられたことなど、心の中のもう一人の自分との「自問自答」を含めて書いた。
 仕事に慣れるための期間を経...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

長野の新着

記事一覧