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国内女子ツアー初の快挙へ稲見萌寧が独走「まあそりゃ達成できたらいいなとは思いますけど」【ゴルフ】

2021年6月12日 19時29分

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第3日、12番でバーディーを決め笑顔を見せる稲見萌寧

第3日、12番でバーディーを決め笑顔を見せる稲見萌寧

◇12日 女子ゴルフ・サントリーレディス第3日(神戸市・六甲国際GC)
 前日単独首位に立った稲見萌寧(21)=都築電気=が初日からのノーボギーを継続、6バーディー66で通算16アンダー、2位に4打差をつけた。4日間72ホールをボギーなしで優勝した前例は国内女子ツアーにはない。自身初の賞金ランクトップ、東京五輪代表、シーズン7勝目と多くのチャンスが訪れた。12アンダーの2位には西村優菜(20)=スターツ=ら4人が続いている。古江彩佳(21)=富士通=は10アンダーの8位に浮上した。
 出場71選手の平均ストロークが70・2535。3つのイーグルに261個のバーディーが量産されたこの日。それでも稲見は前日2打だった2位との差を4打に広げた。初日からここまで54ホール、ノーボギーのまま最終日に突入だ。
 「今日はノーボギーをメインに思ってました。昨日まで2日間ボギー打ってないんだ、今日も頑張ろうと」。7番パー4でティーショットがフェアウエー左の木に「かなり芯をくって当たって」右手前方向に戻り「いつも9番アイアンとかで打つセカンドショットが残り210ヤード、5番ウッドでした」というこの日唯一のピンチも、難なく2オン2パットのパーでさらりと乗り切り、6つスコアを伸ばした。
 「後半はちょっと自分的にはショットが荒れたなと思っていて、まあその中でも最低限は決めることができたことはよかったかなという感じ」と66の好スコアにも、興奮した様子はみじんもない。2・5メートル以内のバーディーパット4つ、4メートルを2つ沈めて上がってきた。
 これまで国内女子ツアーでは詳細記録が残る1990年以降、前週のヨネックスレディスでの笠りつ子など3日間54ホールのノーボギーVは10例あるが、4日間72ホール競技でのボギーなし優勝記録はない。このまま逃げ切りシーズン7勝目を飾れば、賞金ランクトップ浮上は確実、東京五輪代表入りにも王手がかかる。
 しかし稲見は「どれも気にしてないです」と話す。「まあそりゃ達成できたらいいなとは思いますけど、それは終わってみてからの結果なので。別に明日がこの世の全てなわけじゃないし、今年の全てでもないですし。全てを注ぎ込んでっていうのは必要ない、気にすることではないなと」。この言葉こそが稲見の真骨頂。最終日も平常心のまま駆け抜ける。

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