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アール・ビー・コントロールズ(金沢市) 電子制御装置製造 

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 10時05分更新)
健康経営のポスターや地元野菜を使った食堂メニューを紹介する(右から)遠藤健治社長、人事課の山本麻梨菜さん、総務部の泉一樹課長=金沢市のアール・ビー・コントロールズで

健康経営のポスターや地元野菜を使った食堂メニューを紹介する(右から)遠藤健治社長、人事課の山本麻梨菜さん、総務部の泉一樹課長=金沢市のアール・ビー・コントロールズで

  • 健康経営のポスターや地元野菜を使った食堂メニューを紹介する(右から)遠藤健治社長、人事課の山本麻梨菜さん、総務部の泉一樹課長=金沢市のアール・ビー・コントロールズで
  • 最重点目標

社員の健康 成長の源

 「会社と個人の両輪で健康課題に取り組み、いきいきと最高のパフォーマンスを発揮して、幸せを実感していただきたい」。今年で設立五十周年を迎えた電子制御装置製造のアール・ビー・コントロールズ(金沢市)。遠藤健治社長は四月に、健康経営に関するトップメッセージを社員に向けて発信した。
 きっかけは新型コロナ禍だった。「社員の感染や職場でのクラスター発生など、ずっと経営リスクが付きまとう中、あらためて社員の健康安全を守る、という意思表示をしたかった」と思いを語る。
 「みんなの参加型にして、健康意識をボトムアップさせたい」と健康増進に向けた取り組みのアイデアを全社員から募集。「アプリを使ったウオーキングコンペ」「社員食堂にヘルシーメニューを導入しては」「禁煙デーを設けて皆で禁煙を目指したい」…。四月下旬から五月中旬にかけ、二百三十件もの提案が寄せられた。「社員にこれだけ健康に対する思いがあるのだと、びっくりした。協力がありがたい」。提案者には感謝を込めて健康グッズを贈る予定だ。
 歩数などを計測できる石川県の健康増進アプリ「いしかわスポーツマイレージ」を活用した社内コンペを検討しているほか、社員食堂で食べたメニューをデータに残し、一人一人に食事バランスや健康に関してアドバイスする構想もある。今月は環境月間の企画として、社員食堂で地元産の野菜を使ったメニューを提供している。
 こうした取り組みにより、経済産業省が認定する「健康経営優良法人」の中でも、「ブライト500」と呼ばれる中小企業の上位五百位に挑戦したいという。北陸三県の企業にも広がりつつある健康経営は、SDGsの目標(3)「すべての人に健康と福祉を」にも合致する。
 「会社の持続的な成長発展には、社員の活躍が不可欠。会社を社員にとってのパワースポットにすることを目指したい」と遠藤社長。「活躍する力の源が健康。元気にはつらつと働ける環境をつくれば、自分たちにとって良いことがたくさんある。事業活動もきっと良い方向に行く」と信じている。(高本容平)

【会社メモ】1971年1月設立。電子制御装置、高電圧装置など製造。ガス給湯器大手リンナイ(名古屋市)の完全子会社。鶴来工場と物流センター(石川県白山市)、金石工場(金沢市)を構え、韓国と上海に子会社がある。従業員は571人(3月末現在)。2021年3月期の単体売上高は223億円。本社は金沢市観音堂町。

【メモ】SDGs=「誰一人取り残さない」という考え方のもと、人種や性別、地域などを超えて地球上のみんながそろって幸せになることを目指す国連の目標。「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「人や国の不平等をなくそう」など17のテーマ別の目標がある。SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略。

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