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<聖火移りゆく 五輪考> 明確な感染対策公表を 愛知医科大・三鴨広繁教授

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時01分更新)
三鴨広繁教授

三鴨広繁教授

 愛知医科大の三鴨広繁教授(感染症学)は、Jリーグやプロ野球に新型コロナウイルスの感染防止策を助言してきた。東京五輪・パラリンピックについて「開催するならゼロリスクはない。どういう対策をするのか、きちんと公表すべきだ」と語った。

人流抑制のため無観客がベター

−開催の可否は。
 私は五輪をやらせてあげたい派だが、病床使用率などを見たら今の状況では厳しいだろう。開催について考える時は感染対策、世論、アスリートの意見、医療体制の四要素が大事だ。状況によっては中止もありうると臨機応変に考えつつ、粛々と準備を進めるしかない。
−政府分科会の尾身茂会長は「パンデミック(世界的大流行)でやるのは普通ではない」と述べ、近く専門家の考えを示すとしたが、田村憲久厚生労働相は「自主的な研究の成果の発表という形で受け止めたい」と話した。どうみるか。
 尾身先生の指摘は的を射ていると思う。開催すれば感染者が出る可能性は否定できない。一方で、開催の可否については専門家の中でも意見が分かれている。分科会に諮問されたわけではないので「自主的な研究の成果」という位置付けになるのだろうが、政府がなぜ諮問しないのかは疑問が残る。
−...

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