本文へ移動

純白の繭寝床で待つ 新城

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時01分更新)
蚕が作った白い繭が並ぶ格子状の「回転蔟」=11日、愛知県新城市で

蚕が作った白い繭が並ぶ格子状の「回転蔟」=11日、愛知県新城市で

 愛知県新城市唯一の養蚕農家で、蚕たちが次々と繭を作り始めた。格子状の厚紙でできた「回転蔟(まぶし)」の中にびっしりと繭が並び、出荷を待っている。動画はこちら
 長年養蚕に取り組んできた滝本雅章さん(69)は、五月上旬から一万匹の飼育を開始。けし粒大の卵からふ化した蚕は、クワの葉を食べて成長。脱皮を繰り返し、体長七センチの大きさになると、寝床となる蔟に登って艶やかな白い糸を吐く。
 繭は十六日にも足踏み式の機械で蔟から取り外され、群馬県の製糸場に出荷される。一部は三重県の伊勢神宮への奉納用として取り置かれ、愛知県田原市で製糸されるという。滝本さんは「奉納の伝統を守るために、養蚕を続けていきたい」と話した。

関連キーワード

PR情報

社会の新着

記事一覧