本文へ移動

<コロナ最前線> 介護老人保健施設長・東憲太郎さん(68)

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時01分更新)
東憲太郎さん

東憲太郎さん

退院患者受け入れ 積極的に

 今年二月から、新型コロナウイルスの退院患者を受け入れています。発症から十日が過ぎて症状が軽快すれば退院でき、隔離の必要もなくなります。ただ、体力が落ち、認知症が進んだ要介護の高齢者はすぐ帰宅できず、転院先も見つからない場合があります。介護老人保健施設(老健)が積極的に受け入れることで、病床の不足を防げます。
 全国の老健でつくる全国老人保健施設協会(東京)の調査では、会員施設の46%に当たる約千六百施設が、コロナ退院患者の受け入れを表明。協会の三重県支部では、施設名を医療機関へ公表可能と答えた三十八カ所をリストにし、県を通し、コロナの患者が入院する医療機関へ配りました。
 老健では、認知症のリハビリもできます。受け入れた八十代女性二人は入院中に認知症が進みましたが、短期集中のリハビリで認知機能が改善し、一人は帰宅しました。老健は本来、退院した要介護者が自宅に帰れるようにする場所でコロナでも同じですが、どの施設も風評被害を恐れています。老健の利用控えにつながらないよう、住民の理解が深まってほしいです。(介護老人保健施設「いこいの森」=津市=施設長)

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

PR情報