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訪問接種、裾野を 「患者は安心、意味ある」

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時01分更新)
自宅で近藤副院長から新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける野一色さん=名古屋市東区で

自宅で近藤副院長から新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける野一色さん=名古屋市東区で

 高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、体が不自由な高齢者宅を医師が訪れ、新型コロナウイルスのワクチンを接種する取り組みも広がっている。名古屋市千種区のちくさ病院では、今月上旬から七月末までに、自宅や有料老人ホームなどの施設で訪問診療を受ける六十五歳以上の約二千人と施設の職員約千四百人への二回の接種を終える予定だ。(出口有紀)
 「今日はドキドキしてるね。緊張してるかな。ワクチンを打つのはどちらの腕にしますか」。同病院の近藤千種副院長(49)が、同市東区に住む野一色(のいしき)徳三さん(88)に話し掛けた。近藤副院長は健康状態や予診票を確認し、接種に問題はないと判断し利き腕と逆の左腕に注射。十五分間、経過観察の時間も取った。
 野一色さんは二〇一九年に前立腺がんの手術を受けて退院して以来、同病院の訪問診療を二週間に一度、受けており、この予定に合わせて接種も申し込んだ。「腰が痛く、遠くの接種会場まで行くのはえらい(つらい)。自分の体の状態が分かっている先生に来てもらえて楽だった」と話した。
 近藤副院長はこの後、二人の患者宅で接種を実施。同病院が使う米ファイザー製ワクチンは一瓶で...

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