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「多国間主義」再生へ G7サミット開幕

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時01分更新)
 【コーンウォール=藤沢有哉、パリ=谷悠己】先進七カ国首脳会議(G7サミット)が十一日午後(日本時間同日夜)、英南西部コーンウォールで三日間の日程で開幕した。新型コロナウイルスなど世界的課題への対応策の他に、自国第一主義のトランプ前米政権時に機能不全に陥ったG7自体の再生も課題。新興国を含む二十カ国・地域(G20)が重要性を高める中、存在意義を証明する必要に迫られている。
 G7サミットは二〇一七年以降、自由貿易や気候変動対策に後ろ向きなトランプ氏の参加で米欧対立の場に変容した。一八年は「反保護主義」を盛り込んだ首脳宣言の採択後にトランプ氏が承認を拒否し、一九年には包括的な首脳宣言の取りまとめを初めて断念。世界を先導してきた国際体制の威信は失墜した。
 多国間主義を重視するバイデン米大統領の就任に伴い、欧州側は今サミットでのG7再生を望む。新型コロナや気候変動対策で、世界を主導する姿勢を示したい考えだ。
 サミットには価値観を共有するインドや韓国など四カ国を招いており、中国やロシアの権威主義への対抗のため、民主主義陣営の広範な結束も構想する。

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