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<球心> 堂上自覚の4安打 「1打席も無駄にできない」

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時01分更新)
西武−中日 4回表無死一、三塁、堂上が中前適時打を放つ。投手高橋、捕手森

西武−中日 4回表無死一、三塁、堂上が中前適時打を放つ。投手高橋、捕手森

 左翼線にこの日4本目の安打となる二塁打を放っても、堂上に笑顔はない。初球で犠打を決めた九回の第5打席の後もそう。守っているときは笑顔で仲間を鼓舞するのに、攻撃のときは常に冷静だ。
 一回と三回の右前打、四回の中前適時打と合わせて1試合4安打は2016年8月30日の阪神戦以来、5年ぶり。「ファームでずっと右中間、左中間に打てるように、試合でもそういう意識でやっていたのが良かった。自分の間合いで球に入っている」。右へ左へ、広角に打ち分けられるのが好調の証しだ。
 15年目のベテラン。今季はけが明けの影響で開幕2軍スタート。交流戦開幕後に1軍に昇格した。4安打した5年前は遊撃の定位置をつかみかけたとき。それは次の年、新人だった京田に奪われ、いつの間にか後がない立場まで追い込まれた。
 「打席に入ったら調子の良い、悪い関係なく、絶対打ってやろうという気持ち。1日1日、とにかく結果を出すしかない。1打席も無駄にできない」。悲壮感すら漂う勝利後のインタビューの言葉は、それを自覚しているからだ。
 今季守ったのは全て遊撃だったが、初めて二塁で先発。投手が1球投げるごとにマウンドへ声を掛け、グラブをたたく。...

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