本文へ移動

<「主役」は今 TOKYO2020> (4)もがいた先見えた光 競泳男子 入江陵介

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時01分更新)
競泳の日本勢最年長として東京五輪に挑む入江陵介=千葉県国際総合水泳場で

競泳の日本勢最年長として東京五輪に挑む入江陵介=千葉県国際総合水泳場で

 酸いも甘いも味わってきた。高校生で日本代表入りして以降、第一線に立ち続ける背泳ぎのスペシャリスト。入江陵介は31歳で迎えた今年4月の日本選手権で、4大会連続となる五輪切符を手にした。
 「(競技を)やめたいと思う時期もあった。この年でここまで来ることができたことをうれしく思う」
 2013年9月、20年夏季五輪・パラリンピックの開催都市を決めるブエノスアイレス。アスリートの立場で現地入りし、東京大会決定の瞬間に立ち会った。「一生忘れることはない」という歓喜の光景を目に焼き付けた。その一方で、頭をよぎったのは競技人生。自国開催の五輪では30歳になる。
 「7年後の世界は想像できなかった」。まずは16年リオデジャネイロ五輪に照準を合わせて筋力強化を図ったが、状態が上向かず、持ち味の伸びやかさを欠いた。そのまま本番に臨み、100メートル、200メートルとも表彰台には立てなかった。
 「限界というか、先が全く見えなかった」。数カ月間、
休養を挟んだ。引退にも心が傾いた。踏みとどまったのは、何かをやり残したという思いがあったから。「すっきりしない終わり方は気持ちよくない」。競泳大国の米国に拠点を移して再...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

スポーツの新着

記事一覧