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トヨタ35年にCO2ゼロ 全世界工場、50年から前倒し

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時01分更新)
 トヨタ自動車は十一日、二〇三五年までに全世界の工場で排出する二酸化炭素(CO2)を実質ゼロにする新たな環境目標を発表した。従来は五〇年までとしていたが、塗装や鋳造など特にCO2排出量の多い工程の改革を集中的に進め、目標達成の大幅な前倒しを図る。
 トヨタで生産現場を統括するチーフ・プロダクション・オフィサーを務める岡田政道執行役員がオンライン会見し「カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)はものづくりを根本から見直す機会」と述べた。カイゼンの積み重ねと生産技術の抜本改革を組み合わせることで各工場を「グリーンファクトリー」に変えていくと強調した。
 具体的には、重ね塗りの途中で何度も乾燥させるためCO2排出が増える塗装工程で、静電気で塗料の定着率を上げたり、シールを貼ることで工程自体をなくしたりすることに取り組む。シールによる塗装の代替技術が確立すれば、客の好みや気分に合わせたカラー変更も可能になり、岡田執行役員は「脱炭素と『ワクワク』を両立できる」と説明。工場の電力には再生可能エネルギーや水素技術も積極的に活用していく。
 トヨタは一五年に気候変動問題への取り組みと考え方をまとめた...

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