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知多牛育てる中部空港の刈り草 年間200トン、廃棄から資源循環へ

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時01分更新)
滑走路付近の緑地帯。年間200トンの刈り草が発生する=愛知県常滑市の中部国際空港で

滑走路付近の緑地帯。年間200トンの刈り草が発生する=愛知県常滑市の中部国際空港で

  • 滑走路付近の緑地帯。年間200トンの刈り草が発生する=愛知県常滑市の中部国際空港で
  • 覚書を手にする榊原社長(左)と犬塚社長=愛知県常滑市の中部国際空港で
 中部国際空港(愛知県常滑市)の滑走路周辺の緑地帯に生えた草を刈り、知多半島の農場で飼育される知多牛の飼料として有効活用する取り組みが近く始まる。空港会社と農業生産法人のエル・ファーム・サカキバラ(同県半田市)が十一日、覚書を締結した。
 空港会社によると、緑地帯の刈り草は年間二百トン発生し、全て廃棄してきた。刈り草を資源循環の観点から有効活用しようと知多半島の農場に呼び掛けたところ、常滑、半田両市に農場があるエル・ファームが活用することになった。
 空港会社の委託先が離着陸のない時間帯に草を刈り、エル・ファームに無償で届ける。飼料にならない刈り草も別の農家の堆肥にする。空港会社の犬塚力社長は覚書の締結後、「人と環境に優しい空港として、地域社会の発展に寄与し続けたい」と語った。
 エル・ファームは、半田と常滑の農場で肉牛、乳牛を計千五百頭飼育する。これまで飼料のほとんどを外国産に頼ってきただけに、榊原一智社長は地元産に期待し「栄養価が高い新鮮な生草をいただけてありがたい」と感謝した。
 空港会社によると、有効活用の取り組みは来週半ばから始める。両社は、刈り草を食べた牛の乳製品や精肉などを中部空...

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