本文へ移動

<津市自治会問題> 田辺被告「役所は言うこと聞く」 市庁舎内で業者と「700万円」合意

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 05時00分更新)
田辺被告が業者から700万円の解決金を受け取る合意をしたとされる相談室=津市役所で

田辺被告が業者から700万円の解決金を受け取る合意をしたとされる相談室=津市役所で

 津市相生町の元自治会長田辺哲司被告(61)=詐欺罪で公判中=と、市発注工事の受注業者の間で2016年、トラブルの解決金700万円を支払う合意が交わされた協議は、市庁舎内で行われた。一部に複数の市職員が同席した話し合いの音声データには、公共工事を巡る不透明な金についての生々しいやりとりが残されていた。(斎藤雄介、松本貴明)
 「席外させていただいた方がええんかな思うんですけど」
 同年九月、元相生町自治会長の田辺哲司被告(61)と業者による協議初日。開始から三十分後、市水道局の職員が切り出した。公共工事を巡る両者のトラブルに、市が間に入る形で設けた場。口ごもる業者が後に続ける話題を察したように、複数の市職員が退席後、二人だけでの協議は二時間に及んだ。
 田辺被告はその後も「何も要求してへん」と繰り返す一方、「役所は言うことを聞く」と市への影響力を強調。自身への不透明な金の流れがあるとする情報の発信源を執拗(しつよう)に尋ね、答えない業者に「社長とは縁が切れてしまう」「このままやと社長んとこ厳しいと思う」などと言葉を投げかけた。
 「三カ月から二十四カ月なんやろ?」。田辺被告が市による指名停止処...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

記者へのメッセージポストへの投稿はこちらから

関連キーワード

PR情報

三重の新着

記事一覧