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郡上おどり今年もオンライン「去年より厳しい」 観光客向け事業者に動揺

2021年6月12日 05時00分 (6月12日 12時38分更新)
災禍克服を願い、昨年発売した浴衣の生地を手にする石山さん。新作浴衣の製作には迷いを見せる=郡上市八幡町の石山呉服店で

災禍克服を願い、昨年発売した浴衣の生地を手にする石山さん。新作浴衣の製作には迷いを見せる=郡上市八幡町の石山呉服店で

 日本三大盆踊りの一つに数えられる伝統行事に、再び苦渋の決断が下った。二年連続のオンライン開催が決まった郡上市八幡町の郡上おどり。一般の踊り手が会場に集まる通常の形は見送りとなり、観光客向けに物販や宿泊施設を営む事業者に動揺が広がった。
 「去年より厳しいかもしれない」。踊り用のげたを製作、販売する「郡上木履(もくり)」の店主、諸橋有斗さん(33)は肩を落とした。夏は一年の売り上げの八割を占める。昨夏は限定商品の販売や、おどり愛好家の応援、公的支援などで乗り切った。だが、今夏はいずれも昨夏の水準を下回る見通しだ。「規模を縮小した形の開催に望みをかけていた。落胆が大きい」と嘆いた。
 踊り用の浴衣を扱う「石山呉服店」の女将(おかみ)、石山加代子さん(64)も沈痛な面持ち。通常開催を見越してデザインした新作を「作るかどうか迷っている」と明かした。長期的なコロナの影響に備えて「今こそおどりの新しい楽しみ方を構築すべきだと思う」と語り、ライブ配信など新しい取り組みの発展に期待を寄せた。
 宿泊施設も苦境が続く。関係者によると、昨夏は宿泊者が大幅に減り、宴会の需要も消えたため、売り上げが例年から九割減...

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