高野進 東海大体育学部教授

2018年7月13日 02時00分 (5月27日 03時54分更新) 会員限定

写真・池田まみ

◆人間は動くもの 表に出て走ろう

 陸上競技400メートル元五輪代表、高野進さん(57)は指導者に転身して約二十年。トップアスリートだけでなく、自らアカデミーを設立し、子どもや高齢者にランニングを教えている。日本人の「総アスリート計画」と銘打った、幅広い指導で目指すものは何か。期する思いを語ってもらった。
 -アカデミー指導の規模や内容は。
 東海大湘南キャンパス(神奈川県平塚市)、横浜市、札幌市など全国六カ所を拠点に開催しています。一回九十分を基本とした練習に、幼稚園・保育園の年中児から八十歳代まで約七百人が参加しています。ほかにランニング指導員の養成、走り方の認定試験「技能検定」などをしています。
 未就学児向けのかけっこに始まり、年齢ごと段階的に基礎的な「走りの型」の指導につなげます。たとえば、体重を乗せて着地する「乗り込む」「弾む」、挟み込むように脚を前に出す「切り返す」などの動きを柱に、走る時の姿勢、腕の振り方といった細かな点まで及びます。「もっとやってみたい」気持ちにつなげたいので、技能の詰め込み形式にはしていません。
 -幼少世代を教える狙いは。
 走り方は、ペンや箸の持ち方と同様、...

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