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福井工大 27年ぶり4強 全日本大学野球 打線爆発17得点 

2021年6月11日 05時00分 (6月11日 09時37分更新)
福井工大−名城大 1回表福井工大、先制適時打を放つ尾堂=神宮球場で(芹沢純生撮影)

福井工大−名城大 1回表福井工大、先制適時打を放つ尾堂=神宮球場で(芹沢純生撮影)


 第七十回全日本大学野球選手権記念大会は第四日の十日、神宮球場で準々決勝四試合が行われ、北陸代表の福井工大が愛知代表の名城大に17−8の一試合の大会最多得点に並ぶ記録で勝利した。福井工大の四強入りは二十七年ぶり。
 福井工大は一回1死一、二塁から尾堂吉郎が左前打を放って先制。その後も着実に加点しリードを広げた。五回には御簗龍己、佐藤勇斗、尾堂の適時打などで6得点。五回以降は追い上げられたが、九回には伊藤雅治の満塁ランニング本塁打などで一挙7点を奪った。投げては先発の前川怜から六人の投手を送り込み、反撃を8点に抑えた。福井工大は十二日の準決勝で福岡大(九州六大学)に勝てば、同校史上初の決勝にたどり着く。
 ◇県勢の成績
 ▽準々決勝
福井工大(北陸)
 111 160 007―17
 000 132 002―8
名 城 大(愛知)
(福)前川、南大、祝原、谷、立石、新垣−御簗、安田
(名)松本、川口、真田、大西、伊藤智、岩井−野口
本塁打 大川、藤田(名)伊藤(福)▽三塁打 井元(福)▽二塁打 長峯、尾堂、伊藤、佐藤、茂森(福)

 一回からエース攻略

 「びっくりしてます」。指揮官も驚く打線の爆発で、福井工大が一九九四(平成六)年以来の四強入りを果たした。これで3試合連続の二桁安打。下野博樹監督は「打線を信じて戦いたい」。初の決勝は目前だ。
 二回戦から四番に入った尾堂吉郎がこの日も大暴れした。一回に先制打を放つと、五回には「前の打席が死球。甘く入ってくる、と直球一本にしぼった」と冷静に仕留め、走者一掃の二塁打。「四番の期待に応えたかった」と胸を張った。
 最速150キロの速球を投げ込み、名城大を十五年ぶりの八強に導いた相手エースを初回から攻略。プロ野球・広島などでプレーした町田公二郎コーチの指導で大会前から速球対策を積み、好投手に痛打を浴びせた。「五回表まで理想の展開で進んだ。本来は七回で終わらないと」と下野監督。名城大の粘りが一試合の大会記録に並ぶ大量得点につながった。
 名城大は縁の深い対戦相手だった。下野監督の社会人野球時代の同期でライバルだった安江均監督が率い、明治神宮大会出場を懸けた数年前の秋の試合でも逆転本塁打を浴びて敗れていた。下野監督は「リベンジできた。良かった。やれやれ」と安堵(あんど)の様子だった。 (藤共生)

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