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変異株「急変の速度が違う…」解けぬ緊張 愛知・豊川のコロナ軽症者施設

2021年6月11日 05時00分 (6月11日 05時01分更新)
新型コロナウイルス感染者の宿泊療養施設となった愛知県豊川市の豊川グランドホテルで、入所者の食事を準備する看護師(左)=太田朗子撮影

新型コロナウイルス感染者の宿泊療養施設となった愛知県豊川市の豊川グランドホテルで、入所者の食事を準備する看護師(左)=太田朗子撮影

 新型コロナウイルス感染症で、軽症や無症状の感染者が利用する宿泊療養施設。愛知県は名古屋、安城、豊川の三市で一カ所ずつ、民間のホテルを借りる形で開設している。そのうちの一つ、豊川市の施設で、看護師らが感染者の体調を注視しながら、変異株による容体の急変リスクに備えている現場を取材した。 (白名正和、榊原智康)
 昨年十二月に宿泊療養施設として運用が始まった豊川グランドホテルでは、客室五十八室を感染者用に充てる。流行の第四波で感染者が急増した大型連休の前後は、四十二〜四十三人が入る日が続いた。
 九日午後時点の入所者は二十九人。現場で働く愛知県感染症対策課の小野貴浩主査は「ここ一週間で、急に落ち着いた」と話す一方で「変異株で病状が急変するのが怖い。感染者が一人でもいる以上、油断はできない」と緊張感を保つ。
 それぞれの部屋には体温計と、血中の酸素濃度を測るパルスオキシメーターが置いてある。午前七時半から午後九時まで一日四回、決まった時間に入所者自身が体温と酸素濃度を測定し、スマートフォンやタブレットに入力。スタッフが詰める二階の事務局の部屋で看護師らが、その数値を確認する。
 「数値に異常がある場...

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