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能美の健康ロード改修へ ウオーキングコースに

2021年6月11日 05時00分 (6月11日 10時15分更新)
桜並木が続く健康ロード=能美市徳久町で

桜並木が続く健康ロード=能美市徳久町で

25年目標 旧駅名看板設置、マップ作成

 能美市は旧北陸鉄道能美線の軌道跡地の市道を、ウオーキングのメインコースして本年度から整備する。能美線の開通百年と廃線四十五年、さらに市誕生二十年の節目が重なる二〇二五年を目標にして、旧駅名看板の設置やマップ作りなどを進めていく。 (平井剛)
 旧能美線は、新寺井駅から鶴来駅までを東西に結んだ一六・七キロの路線。一九二五(大正十四)年に開通し、住民から「能美電」の愛称で親しまれたが、八〇年に全線が廃止された。
 能美市では現在、軌道跡地は「健康(ヘルス)ロード」として残されている。市民の通学路や散歩道として利用され、春には二千本のソメイヨシノの並木道として見物客でにぎわう。ただ、路線の名残を示す物は少なく、市民の記憶から能美電は薄れつつある。
 市は健康づくりと郷土愛の醸成を兼ねて、かつての本鶴来、鶴来両駅(ともに白山市)を除いた岩本駅および天狗橋までの市内約十六キロの区間をウオーキングコースに活用する。十九駅の跡地に駅名看板を掲げ、次の駅までの距離数などを表示して、歩行の目安にできるようにする。
 健康ロードを起点にした周辺の散策コースも複数考案し、マップを作る。根上地区の海岸、寺井地区の古墳群、辰口地区の丘陵公園など、それぞれのスポットに繰り出し、市の歴史や自然に触れてもらう。ウオーキングに適した春や秋には健康と観光を組み合わせたイベントを開く。
 井出敏朗市長は「健康ロードを能美市の背骨に見立て、交差する北国街道などの道とつないで、市民の健康増進に役立ててもらえるようにしたい」と話す。

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