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通学路 花で彩り15年 千代野の住民が整備

2021年6月11日 05時00分 (6月11日 10時19分更新)
通学路沿いの花壇を整備する千代野西7丁目町内会の住民ら=白山市千代野西で

通学路沿いの花壇を整備する千代野西7丁目町内会の住民ら=白山市千代野西で

「会話が生まれ、町内も明るく」

 白山市千代野西7丁目町内会の住民が、通学路沿いの花壇に15年以上、花を植え続けている。かつては雑草が生い茂る暗い道だったが、今では、色とりどりの花が咲く地域の散歩コースに。「会話が生まれ明るい場所になった」と、地域の安全に一役買っている。 (都沙羅)
 町内の若島月子さん(72)や笠間国夫さん(78)、富子さん(77)夫妻ら住民五人が、下水道処理施設「千代野処理場」から東方向に約五百メートル延びる遊歩道沿いにある花壇の世話をしている。五人は申し合わせたわけでもなく、自然と一緒に作業をしてきた。
 きっかけは、二〇〇六年ごろ、通学路として利用する千代野小学校の児童から「道が暗くて怖い」という声が上がったことだ。当時、処理場の裏は雑草が生い茂り、通学路に影を落としていた。
 五人は雑草を刈り、すっきりとした花壇に花を植え始めた。市から配布される花の苗や、自宅でも花を丹精する笠間さん夫妻の挿し木などを植えた。今ではパンジーやベゴニア、アジサイなど三百鉢以上の季節の花が歩道を彩る地域の散歩コースになった。児童のほか、ランナーや写真愛好家も通る道になった。
 エネルギッシュな若島さんは「ここで花の世話をしていると余計なことを考えない」と話す。長年続けてきた花壇の整備は、五人の楽しみにもなっている。
 「花があると会話が生まれるから楽しいの。町内もすごく明るくなった」。若島さんは笑顔で花壇の土を触っていた。

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