なぜ大リーグでは大谷翔平のような二刀流が出現しないのか…!? エンゼルス地元紙の回答は「米の育成法」に理由あり
2021年6月10日 12時27分
エンゼルスの地元紙オレンジカウンティー・レジスターのフレッチャー記者は9日、ツイッター閲覧者の「なぜ米国には大谷のような二刀流の能力がある選手が一人もいないのか?」との質問に回答した。
「それは『なぜ(MVP3度の現役最強打者)マイク・トラウトと同レベルの選手がいないのか?』という質問に等しい。大谷は怪物なのだ(しかも、米選手は大学やマイナーリーグで投打どちらかの選択を強いられる場合が多いから、二刀流として成長できない)」
さらに「トラウトの60~70%の能力を持つ選手は何十人といる。なのに、大谷に近い能力の選手は一人もいないのか?」と尋ねられ、「ある選手が大谷の60~70%の能力ならば、二刀流に挑戦するチャンスさえ与えられない。チームは投打のどちらかで最大限の力を発揮させようとするはずだ」と返した。
その具体例としてレッズのマイケル・ロレンゼンを挙げ、「彼は野手でも投手でも平凡なレギュラークラスになれるかもしれないが、チームはそれよりいい選手を調達できるのに、二刀流に挑戦させる理由がない」。また、メジャー球団も二刀流の育成を模索しつつあるが、メジャーレベルに成長するにはまだ時間が掛かると指摘した。
ロレンゼンはメジャー通算6年間で投手としては登板268試合(先発26)で22勝21敗10セーブ、防御率3・97。外野手としても33試合(先発6)に出場。打者では打率2割3分5厘、7本塁打、24打点。大谷とは2019年6月に一度だけ対戦があり、左犠飛。右腕は「特に大谷に刺激を受けたわけではないが、彼の存在が自分の二刀流へのドアを開けてくれた。100%、彼のおかげだ」と感謝を語っていた。
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