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工具で殴られ2人死傷 名古屋の簡易宿泊所、殺人容疑で住人の男逮捕

2021年6月10日 10時54分 (6月11日 01時21分更新)
事件のあったアパート「TSUBAKIハイツ」前を調べる愛知県警の捜査員ら=10日午後、名古屋市中村区椿町で

事件のあったアパート「TSUBAKIハイツ」前を調べる愛知県警の捜査員ら=10日午後、名古屋市中村区椿町で

  • 事件のあったアパート「TSUBAKIハイツ」前を調べる愛知県警の捜査員ら=10日午後、名古屋市中村区椿町で
  • 男性3人が襲われた現場付近を調べる捜査員ら=10日午前1時すぎ、名古屋市中村区椿町で
 名古屋市中村区椿町のアパートで9日深夜、住人が工具を持った男に襲われ2人が死傷する事件があり、名古屋・中村署は10日、殺人の疑いで、このアパートに住む無職肥田昭吉容疑者(54)を逮捕した。署によると、「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めている。
 逮捕容疑では、9日午後10時~11時25分ごろ、ボルトの締め付けなどに使う工具のラチェットレンチで男性の頭を殴り、殺害したとされる。
 署によると、同日午後11時10分ごろ、アパート「TSUBAKIハイツ」で「男の叫び声が聞こえる。けんかではないか」と住人から110番があった。
 アパートの一室で50代くらいの男性があおむけに倒れており、病院に搬送されたが約1時間後に死亡。この男性を含む住民3人が襲われたとみられ、男性(49)が頭や腹にけがを負った。
 駆け付けた署員が付近の路上で、工具を手に持ち、衣服に血が付いた状態で立っていた肥田容疑者を発見。襲われた住民の1人は「知らない男が入ってきて襲われた」と話しているという。
 市によると、このアパートは生活困難者に利用してもらう宿泊施設。現場はJR名古屋駅から約100メートルの飲食店やホテルなどが立ち並ぶ地域。

頭部から出血の男性「助けて」

 現場周辺の住民らによると、アパートは数十年前から、日雇い労働者などが暮らす簡易宿泊所だった。名古屋市によると、2007年ごろから現在の宿泊施設となり、30人余りが生活できるようになっている。
 近くのビルで働く飲食店員の男性(45)は事件直後、容疑者とみられる男を目撃した。「ふらふらした歩き方でぶつぶつ言っていた」といい、手に持った工具を上下に大きく振りながら歩くなど、不審な様子だったという。
 現場近くにいた別の40代男性は、襲われてけがをしたとみられる男性に「助けてください」と求められた。左側頭部から出血しており、「けっこう血が出ていたが歩くことはできていて、そのうちどこかに行ってしまった」と振り返った。

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