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知事公舎跡が更地に 宅地の分譲始まる 福井のエーシン 

2021年6月10日 05時00分 (6月10日 09時47分更新)
建物が取り壊されて更地になった知事公舎跡地。福井市みどり図書館(右)や福井運動公園(左奥)の施設も見える=同市若杉3で

建物が取り壊されて更地になった知事公舎跡地。福井市みどり図書館(右)や福井運動公園(左奥)の施設も見える=同市若杉3で

 販売対象26区画

 杉本達治知事が入居しないため売却された知事公舎(福井市若杉三)が解体され、跡地の更地化を終えて宅地としての分譲が始まった。県から一般入札で落札した住宅建設・土地開発のエーシン(同市北四ツ居一)は、計七千九百平方メートルの広大な土地を三十区画に分けて、注文住宅を建設していく。 (尾嶋隆宏)
 エーシンは昨年十月の一般競争入札の結果、知事公舎の建物と土地、隣接する空き地を取得。建物の解体は昨年末に終えた。福井市に対して、住宅地である土地の区画を変更し、新たに道路を設けるための開発行為許可を申請。五月に許可が下りたため、土地の分譲をスタートした。
 三十区画のうち、三棟のモデルハウス建設予定地などを除いた二十六区画を販売対象にする。一区画の広さは六十〜八十七坪で、エーシングループに住宅建設を依頼することを条件に、土地を販売している。七日現在で七区画に買い手がついた。
 今後は八月中に全体の造成工事を終え、秋ごろから住宅の建設に順次着手していく。二、三年後には新しいまちの景観が形作られる見通しだという。
 不動産開発事業部の水屋幸春本部長は「環境に恵まれた一等地といえる場所で、関心を持ってもらっている。家造りをしながら、美しい町並みもそろえるようにしていきたい」と話した。
 知事公舎は一九九四(平成六)年に完成し、栗田幸雄元知事と西川一誠前知事が入ったが、二〇一九年四月に就任した杉本知事は福井に自宅を持ちたいとして公舎に入居しなかった。県の事業を見直す「県民会議」で検討した結果、民間に売却された。

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