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県環境審、イヌワシへの影響懸念 大野・池田の風力発電計画で報告案

2021年6月10日 05時00分 (6月10日 05時00分更新)
 県環境審議会の生活環境部会(部会長・奥村充司福井高専准教授)が九日、福井市の県教育センターで開かれ、大野、池田両市町境の山中で建設が計画されている風力発電施設について報告案をまとめた。計画地周辺に生息するイヌワシについて、巣の周辺などを「最優先で保全すべき区域」とし、環境影響評価(アセスメント)で生息状況を詳しく調査し、風車の設置を回避するよう求めた。
 計画されているのは電源開発(Jパワー、東京都)が進める仮称「福井 大野・池田ウインドファーム事業」で、高さ最大百五十メートルの風車を最大十一基建設する。
 日本イヌワシ研究会(千葉県)は四月、県内に五〜六組のつがいが生息するイヌワシのうち一組の巣が建設予定地の半径十キロ以内にあり、風車に衝突する恐れがあるとして、計画中止を求める意見書を県や池田町に出していた。
 県環境審議会もイヌワシへの影響を懸念。「種の存続に支障を来すことがないようにしなければならない」と明記した報告案を了承した。アセスメントで少なくとも二年、冬から春のイヌワシ営巣期にイヌワシの行動範囲を調査し、巣で生まれたひなの行動範囲も必ず調べるよう要請。巣の周辺やイヌワシが空か...

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