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夕闇に映える鼓門/加賀友禅の花模様 「こだま西瓜」専用の箱

2021年6月10日 05時00分 (6月10日 05時02分更新)
出荷が始まった金沢こだま西瓜と専用の箱をPRする西沢俊輔さん=金沢市役所で

出荷が始まった金沢こだま西瓜と専用の箱をPRする西沢俊輔さん=金沢市役所で

金沢らしさ前面デザイン

 金沢市特産のスイカ「金沢こだま西瓜(すいか)」の生産者たちが、一玉ずつ納めて販売するための箱を製作した。夕闇に映える鼓門や、加賀友禅の着物に描かれる花模様などをあしらった金沢らしさあふれるデザイン。新型コロナウイルスの影響で観光客が減る中、出荷を通じて特に県外の消費者に金沢をPRしたい考えだ。 (小佐野慧太)
 専用の箱作りは、スイカ生産者十戸でつくるJA金沢市金沢こだま西瓜部会で一年前にアイデアが持ち上がった。当初は販売促進のため、スイカをあしらった愛らしいデザインにする予定だった。西沢俊輔部会長(44)は「新型コロナの影響で、飲食業など身の回りの人がどんどん苦しい状況になっていった。そこで、箱を使って金沢を応援できないかという話になった」と明かす。
 金沢こだま西瓜は、約七割が県外に出荷される。金沢らしさを前面に出した箱にすることで、幅広く消費者に印象づけられると考えた。生産者たちで意見を出し合い、県外のデザイナーに依頼。箱を三つ並べると、鼓門を中心にした一つの絵になるように仕上がった。六日に今年の初出荷を済ませており、すでに店頭に並び始めている。
 西沢部会長は「曇りの日が多かったので例年より少し小ぶりだが、糖度は高い。専用の箱と一緒に、県内外の消費者に自信を持って届けられる」と胸を張った。
 JA金沢市は例年、出荷ピークを迎える七月上旬に恒例行事「JA金沢市すいか祭り」を開いているが、今年は新型コロナの感染拡大防止のため中止する。代わりに、七月三、四の両日と十、十一の両日にドライブスルー方式でスイカを販売する催しを、JA金沢市ほがらか村本店(同市松寺町)で開く予定だ。

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