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<ユースク>春日井の国道19号沿い、足場オブジェ天辺にチンパンジー

2021年6月9日 05時00分 (6月9日 12時21分更新)
天辺から見下ろすチンパンジー。確かに「そんなに急いでどうするの」と皮肉られているようにも見える=春日井市坂下町4で

天辺から見下ろすチンパンジー。確かに「そんなに急いでどうするの」と皮肉られているようにも見える=春日井市坂下町4で

  • 天辺から見下ろすチンパンジー。確かに「そんなに急いでどうするの」と皮肉られているようにも見える=春日井市坂下町4で
  • 国道19号沿いに立つジャングルジムのような建築物=春日井市坂下町4で
 「国道19号線沿い、春日井市の坂下町四丁目交差点から岐阜県多治見市方面へ百メートルほど行くと、左側に巨大なジャングルジムのようなオブジェがあり、天辺からチンパンジーが見下ろしている。誰が何のために作ったものなのか調べてほしい。通勤時間帯に混雑する箇所の一つで、会社へ急ぐ人間に皮肉のような意味があるのか」。春日井市の男性会社員(27)からそんな投稿がユースク取材班に寄せられた。(井上喜博)
 現地に車で向かうと、ユニークなオブジェはすぐに見つかった。黄緑色に塗装された鉄パイプが、三、四階建てのビルの高さに組み立てられ、最上部にチンパンジーの人形が載っかっている。投稿者の指摘のように、あくせく働くサラリーマンをからかうために造られたとすると、少々手が込みすぎている気もする。
 近くにオブジェの所有者を示す手掛かりはなく、調査は難航するかと思われたが、近くの畑で農作業をしていた男性が「イー・スマイルという建築用の足場を扱っている会社が建てたもの」と教えてくれて、一気に解決にたどり着いた。
 春日井市明知町にある同社を訪ねると、広報担当者が「わが社が一年ほど前、足場造りの技術のPRと遊び心を兼ねて建てたものです」とあっさり認めた。宣伝するなら、どこかに社名を記した方がいいのではないかと尋ねると、足場の鉄パイプは施工業者によって色が決まっており、建築業者が黄緑色の足場を見れば、すぐにイー・スマイルのものだと分かるという。
 それでは天辺のチンパンジーは何なのか。「下から見ると分かりませんが、背中に『交通安全』と書かれていて、国道19号の安全を見守っているんです」。チンパンジーはゴリラ顔の同社社長をイメージしたという。同じ交通安全の守り神は、名古屋市北区大曽根の交差点にある同社の看板にも設置されているそうだ。なかなか粋な会社である。
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