本文へ移動

三角地帯・A街区  福井駅西口「空白」ぽっかり 上屋の解体 ほぼ終了 

2021年6月9日 05時00分 (6月9日 10時25分更新)

ほぼ上屋がなくなったA街区=6月7日、県民福井ビル屋上から撮影、合成


A街区の上屋半分以上が解体された工事現場=5月24日、県民福井ビル屋上から撮影、合成


解体工事が進むA街区=3月19日、県民福井ビル屋上からドローン撮影、合成

 JR福井駅西口の再開発エリア・通称「三角地帯」東側のA街区で、既存建物の上屋部分の解体工事がほぼ終了した。市中心部にぽっかりと広がる一・三ヘクタールの「空白地帯」。七月には地下部分の解体工事が始まり、十月には並行して新築工事もスタート。二〇二四年春の北陸新幹線県内開業に向け、新たな県都の顔が見えてくるのも間もなくだ。 (北原愛)
 工事は昨年十月に始まった。A街区を南北に縦断していた市道を搬入路にした福井駅側と、地下施設がなく重機が入りやすい中間地点の二カ所から実施。三月は大小十台の重機が動き回り、作業員は百人前後を数えた。工事を請け負う村中建設(福井市)によると、“難所”は一番高かったユアーズホテルフクイ。クレーンで重機を屋上までつり上げ、上層部から崩した。
 仮囲いの中は現在、コンクリート床や柱が一部残るが、ほとんど更地に。重機やトラックが残ったがれきの仕分けや搬出に忙しい。今月二十日には終える予定。次の地下部分の解体工事に向け、周囲の土砂が崩れてこないようにシートパイル(鋼矢板)を打ち込む「山留(やまどめ)」の準備が進む。
 七月の本格化を見込む地下の解体は、新築の基礎工事を行う深さ三、四メートルまで掘って地下施設を除去。これより深い部分に空洞があれば、セメント材を混ぜた土などを流して安定させた後に埋め戻す。三十数メートル下の地盤にくいを打つにも欠かせない作業で、工事は来年三月まで続く。
 再開発組合によると、工事は順調という。事業区域一・三ヘクタールに建設する再開発ビルの延べ床面積は七万二千平方メートル。米ホテルチェーン大手のマリオット・インターナショナルが進出予定の「ホテル・オフィス棟」と「駐車場棟」「住宅棟」で構成され、各棟一階は商業施設が中心。今年十月、高さ百二十メートルと県内最高層となるホテル・オフィス棟に着工する。

関連キーワード

PR情報