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【Dr'sサロン】介護職への接種急いで

2021年6月8日 05時00分 (6月8日 14時09分更新)

 新型コロナウイルスは、認知症の臨床現場にも多大な影響を与えている。愛知県稲沢市で三月に開業し、認知症のある高齢者を中心に総合診療をしているが、通院を控える傾向を強く感じる。
 デイサービスでも利用控えが見られる。中には、利用しない期間が長くなり、認知症が一気に重度化する場合もある。認知症の人にとってのデイサービスの有効性はコロナ禍でより明らかになってきた。
 物忘れ(認知症)外来では、悪気なくマスクを外している人がほとんどだ。それほど認知症の人の感染対策は容易ではない。その意味でオンライン診療のメリットは大きく、コロナ後も離島や遠く離れた患者への診察を含め、徐々に進展すると思われる。
 認知症の人は動き回る恐れがあるなど、コロナに感染しても安静を保つのが難しい。面会謝絶の継続など影響はあらゆる場面に出ているが、施設でクラスターが発生するリスクは高い。加えて、もし感染した場合は受け入れ先の病院を探すのにも多大な尽力が必要となる。
 この非常事態に立ち向かうのが介護職だが、ワクチンの優先接種の対象としては医療従事者、高齢者に次いで三番目。受けた人はほぼいないのが現状だ。認知症の人を守るため、訪問...

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