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農作業効率化理解深める 自動田植え機実演「びっくり」

2021年6月8日 05時00分 (6月8日 11時31分更新)
自動運転の無人田植え機による作業を見守る生徒たち=福井市の福井農林高校で

自動運転の無人田植え機による作業を見守る生徒たち=福井市の福井農林高校で

福井農林高生


 自動運転の機能を持つ田植え機を使った農業実習が七日、福井市の福井農林高校であった。生物生産科の三年生三十一人が、最先端技術を活用する「スマート農業」について理解を深めた。
 農業機械販売の北陸近畿クボタ(石川県白山市)が協力し、同社の福井事務所の社員が自動運転による作業を実演した。田植え機はまず、水田の縦横の幅を衛星利用測位システム(GPS)機能で計測。植え付けの適切な間隔を自動計算すると、誤差三センチほどの正確さで苗を植えた。
 生徒は代わる代わる田植え機に乗り込み、等間隔で整然と苗が植え付けられていく様子を間近で観察した。離れた場所からリモコンで停止させたり、速度を調整したりする体験もした。小形凜(りん)さん(17)は「手植えでは二時間かかる作業が一瞬で終わってびっくり。スマート農業が広がるといいと思う」と話した。
 スマート農業では、ロボットやドローンなどの最新技術で作業の自動化や省力化を図る。人手不足や高齢化などの課題解決につながるとして注目されている。 (成田真美)
 小浜市加斗小学校の児童約五十人が学校近くの水田で、ラジコンヘリコプターによる種まきを見学し、機械導入で効率化する農作業や農地の大区画化について理解を深めた。
 水田を管理する合同会社飯盛農産が主催。同校の地元の飯盛地区では、大型機械による省力化や維持管理の負担軽減を目指し、計四十七ヘクタールで大区画ほ場の整備が進んでおり、今年は十四ヘクタールで作付けが可能になった。整備されたばかりの水田では、田植え機がぬかるみにはまる恐れがあるため、今年初めて無線操縦のヘリによる種まきを導入した。一ヘクタールあたりの作業時間は一時間弱で、半日ほどかかる田植え機よりも大幅に短縮される。
 見学は五月二十八日にあった。機体の両脇に種の入った箱を装着し、近くに人がいない安全な場所で離着陸。児童はヘリが二〜三メートルの高さで水田を往復するように飛行し、種を次々にまいていく様子を興味深く見ていた。ヘリのメリットや操縦の難しさなどについて質問し、熱心にメモを取っていた。六年生の松井海翔君は「機械で効率よく農業ができるようになれば、担い手不足も解消されると思う」と話した。 (鈴村隆一)

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