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菜の花さん 議会へ請願書 辺野古に遺骨土 珠洲から中止求め

2021年6月8日 05時00分 (6月8日 10時05分更新)
市議会事務局担当者に請願書を手渡す坂本菜の花さん(左)ら=珠洲市役所で

市議会事務局担当者に請願書を手渡す坂本菜の花さん(左)ら=珠洲市役所で

反対意見書の提出要求「賛同者に感謝」

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立てに、沖縄本島南部の土砂を使う防衛省の計画の中止を求める意見書の提出を求め、珠洲市上戸町の坂本菜の花さん(21)らが七日、珠洲市議会に請願書を提出した。高校三年間を那覇市で過ごした坂本さんは「(太平洋戦争)沖縄戦の犠牲者の遺骨が眠る土砂を、基地建設に使うことは許されない」と訴えている。 (加藤豊大)
 市民百八十五人を含む市内外の計三百三十四人から集めた署名も併せて提出。請願書は、沖縄県で戦争犠牲者の遺骨を収集する作業が現在も続いており、計画は「戦没者の尊厳や遺族の思いを踏みにじる行為だ」と指摘。坂本さんを呼び掛け人に、他に地元の十人が請願人として名を連ね、このうち坂本さんら四人が議会事務局を訪れた。
 請願の提出に必要な紹介議員となり、同席した三盃三千三(さんばいみちぞう)市議=自民、四期=は、戦前に旧満州(中国東北部)へ渡り戦後帰国した両親から、現地で病死し野原で火葬した親戚の遺骨を大切に持ち帰ったとの話を聞かされた。「珠洲でも身内に戦争経験者がいる人も多いと思う。亡くなった方の遺骨は家族の元に帰るべきだ」と話した。
 事務局担当者に書類を手渡した坂本さんは「多くの賛同者から署名が集まり感謝している。結果がどうなるかは分からないが、できることをやっていく」と話した。
 六月議会は十五日に開会。請願書は本会議などで審議され、最終日の三十日に採択か、不採択が採決される予定。一方、採択されると意見書は議会議案となり、同日採決される見通し。

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