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コロナ禍 困窮学生に食料 NPO法人など無料配布

2021年6月7日 05時00分 (6月7日 05時03分更新)
スタッフから食材などを受け取る学生(手前)=金沢市若松町で

スタッフから食材などを受け取る学生(手前)=金沢市若松町で

 コロナ禍で生活に困る大学生を支援しようと、金沢市新神田のNPO法人「ささえる絆ネットワーク北陸」などは六日、同市若松町のカフェビーンズもりの里店で食材を無料配布した。一帯は学生向けのアパートが多く、対象者は申し込みのあった百人。困窮の度合いに応じて、米や野菜、マスクなどを配った。
 「フードパントリー」と呼ばれる活動で、食材は、いしかわフードバンク・ネットや地域住民、JA金沢市から寄せられた。同市博労町のスペイン料理店「レスピラシオン」も協力し、店で提供するパエリアをその場で調理。徒歩や自転車で訪れる学生に、スタッフらが声を掛けながら食材一式を手渡した。
 学生への配布は四回目。背景には、コロナ禍でアルバイト代が減少し、生活に困る学生の存在がある。実際に、NPO法人が独自に実施したアンケートでは「光熱費を払うのがきつい」「趣味や好きなことにほとんどお金を使えない」といった声が寄せられた。
 県内には十三日まで、まん延防止等重点措置が適用されている。フードパントリーの会場を訪れた金沢大一年の林海斗さん(18)は「賄いのある飲食店でバイトしたいけど、募集がない」。スーパーで働く同大二年の城戸友那さん(20)は「自分はコロナの影響はあまりないけれど、飲食店で働く友達は大変そう。仕送りが少ないのでありがたい」と話していた。
 NPO法人の喜成(きなり)清恵理事は「学生には食に困って休学や退学を選んでほしくないので、支援を続けたい。他にこういう動きが広がれば」と語った。
 周辺の学生アパートを管理する「のうか不動産」が共催。入居者にメールで開催を呼び掛けた。 (榊原大騎)

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