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さらば最古の跨線橋 JR半田駅

2021年6月6日 05時00分 (6月6日 05時01分更新)
役目を終えた跨線橋(奥)と終電の写真を撮る鉄道ファンら=6日午前0時10分、愛知県半田市のJR半田駅で

役目を終えた跨線橋(奥)と終電の写真を撮る鉄道ファンら=6日午前0時10分、愛知県半田市のJR半田駅で

 愛知県半田市のJR武豊線半田駅にある1910年建造の跨線橋(こせんきょう)が5日、武豊線の高架化に伴い、110年の歴史に幕を下ろした。JR東海によると、建造当時から同じ位置にある鉄道跨線橋としては国内最古。
 日中から多くの市民らが別れを惜しみ、「渡り納め」のため、入場券を買い求める人が続々と訪れた。時折雨がぱらつくと、駅前では「涙雨だなぁ」との声も上がっていた。
 同日深夜からは、跨線橋への感謝を込めて市民の有志がイベントを実施。約100人が、隣駅から終電に乗って半田駅で下車するグループと、同駅で出迎えるグループに分かれて参加した。合流した後、駅舎前で「ありがとう、跨線橋」と書かれた横断幕を掲げた。
 半田市の会社員青木学さん(53)は「『青春18きっぷ』で旅した時はいつもここがスタートだった」と懐かしむ。
 同市の自営業、水野正隆さん(55)は「(明治から令和まで)五つの時代を通じて街を見つめてくれた。感謝の思いで渡った」と語った。 (高田みのり)
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