本文へ移動

鉄棒予選トップでも…内村航平「良くないところがすごく浮かんで…」着地ぴたりと決めても満足せず

2021年6月5日 20時31分

このエントリーをはてなブックマークに追加
「ブレトシュナイダー」を決め、バーをつかむ内村航平

「ブレトシュナイダー」を決め、バーをつかむ内村航平

 体操の東京五輪代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権は5日、群馬県の高崎アリーナで男女予選が行われ、個人1枠を目指す鉄棒の内村航平(32)=ジョイカル=は15・766点の高得点で予選トップで決勝に進んだ。団体の代表残り2枠を懸けた男子ではNHK杯3位で最有力候補の谷川航(24)=セントラルスポーツ=が14・833点を出した平行棒で決勝進出。北園丈琉(18)=徳洲会=は床運動など4種目で決勝に進み、代表に大きく前進した。
     ◇      ◇ 
 昨年12月の全日本選手権種目別決勝以来、4試合ぶりに着地をぴたりと決めた。だが、内村の表情は、引き締まったままだった。「終わった瞬間から、良くないところがすごく浮かんで、自分の演技に満足していなかった」と、あくなき求道者の弁。それでも、鉄棒に専念した後、たたき出した自己最高得点(現行ルール)の15・766点。得点が出た直後、会場からは「ひゃー」と歓声とどよめきが湧き起こった。
 「出過ぎですよね」と笑うと「自己採点だとそこまで出なくて、15・4か3くらいしか出ない。(4月から)いままでの3試合は着地が止められなかったので、今回は着地の印象がすごく良かったんじゃないかな」
 演技冒頭に行う最大の武器であるブレトシュナイダーの完成度はほぼ100%に近づく。他の技も一戦ごとに磨きがかかってきた。演技中には細かいミスを最小限に留める余裕も見せ、修正しながら演技していた感じだったという。
 「常にいつも通りの演技ができることが目標。(決勝は)2日間連続での演技になるので体力的に不安があるが、気力を振り絞って、今日のような着地まで止められる演技ができたらいい」
 予選の結果で、個人1枠を争っている跳馬の米倉英信(徳洲会)を一歩リードしたが、一切の雑念は持たない。「自分の演技をすること以外に、必要以上に何も考えない方がいいと思う」と、これまで同様の境地で最後の決戦を迎えるつもりだ。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ