本文へ移動

背番号13も少しは軽くなってきたか…最も三振しない男仕留めた中日・橋本に岩瀬さん「上行くためには制球を」

2021年6月5日 10時26分

このエントリーをはてなブックマークに追加
7回、吉田正を空振り三振に仕留める中日・橋本

7回、吉田正を空振り三振に仕留める中日・橋本

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇4日 中日1―2オリックス(バンテリンドームナゴヤ)
 日本で最も三振しない男から奪った空振り三振は、橋本の成長促進剤となったはずだ。1点ビハインドの7回に、大野雄の後を受けて登板。2死から吉田正を得意のスライダーで仕留めた。
 「ストレートもスライダーも、とにかく中に入らないように意識して投げました。(吉田正から)最後に空振りを取った球は、イメージ通り。自信をもって投げられています」
 吉田正は同郷(福井県)のスター。そして、パ・リーグの首位打者争いを独走するバットマン。他の追随を許していないのは、これで11個目という三振の少なさだ。両リーグの規定打席到達者の中で、次に少ないのが同僚の宗(18)。ただし、打席数が大きく違う。なにせ阪神・秋山から今季初めて1試合2三振を喫したことが話題になったほどだ。
 244打席で325回バットを振って、橋本が奪った空振りで36度目。わずか11・1%にとどめている。234打席の大島の空振りが39だが、吉田正は12本塁打、40打点という中軸打者の働きを考慮すれば、彼から奪った三振の価値がよくわかる。ちなみに209打席で73三振の阪神・佐藤輝の空振りは178だ。
 この日の2つを加えて、今季は16イニングで21奪三振。重すぎたはずの背番号13も、少しは軽くなってきたか。ラジオブースから見た岩瀬仁紀さんに、橋本評をお願いした。
 「内に抜けた球じゃなく、外に投げたスライダーでも、左打者が腰を引いていました。キレがある証拠。自信をもって投げているように見えますね。(軌道を知らない)交流戦の間は大丈夫。その上を行くためにはやはり制球が課題ですね」
 1002試合も投げたレジェンドには、抑えている理由もまだ足りない部分も見えている。対戦を重ね、分析が進み、対策が練られれば打者の反応は必ず変わる。橋本が「その上」を行くためには、必ず通らねばならない道である。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ