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穴水に新観光スポットを ドッグランやキャンプ 30種の花800株

2021年6月5日 05時00分 (6月5日 10時26分更新)
花を植える北川博幸さん(左から3人目)や興能信金の職員ら=穴水町曽福で

花を植える北川博幸さん(左から3人目)や興能信金の職員ら=穴水町曽福で

地元水産会社が広場整備

 穴水の玄関口に新たな観光スポットを−。七尾市との境に位置する穴水町曽福の鮮魚卸・販売「渚(なぎさ)水産」は、事務所に隣接する土地に愛犬を自由に遊ばせられるドッグランやキャンプができる広場などの整備を進めている。穴水湾に面する景観を生かしつつ、30種類800株ほどの花で埋め尽くすことで、穏やかな海と花が一緒に楽しめるスポットにしたい考え。梅雨明けの開業を目指し、店主の北川博幸さん(58)は「一大テーマパークにしていきたい」と話す。 (森本尚平)
 新鮮な魚介類や炭火焼きなどが楽しめる飲食店「なぎさガーデン」もあり、週末を中心に多くの観光客らが訪れる。最近は愛犬連れやキャンピングカーの客も多く、ドッグランやキャンプ場の整備を思い付いた。
 北川さん自ら重機を操って土地をならし、やわらかい砂を敷き詰めるなど、三年ほど前から隣接する土地約二千六百平方メートルの整備を地道に進めてきた。空き時間を利用し作業したといい「手作りじゃないと魂を込められない」と北川さん。活動に賛同して地元の事業所七カ所も協力を申し出る。
 五月下旬には、興能信用金庫穴水支店の職員五人が花を植える作業に協力。ドッグランの囲いとして組み上げた薪の棚やくいの周りにマリーゴールドやサルビア、ラベンダーなどを植えた。参加した宮本智紀支店長(46)は「穴水の入り口にこのような場所ができれば多くの人が来てにぎわう。何かお手伝いできれば」と作業に精を出した。飾り付けとして、ボラ待ちやぐらの模型も贈った。
 北川さんは「最近はのと里山海道で穴水を通り過ぎていく人も多い」と話し、通過点になりがちな町の現状を危ぶむ。周辺には、桜の名所として有名なのと鉄道能登鹿島駅や鹿島神社、能登長寿大仏などの観光名所がある。「下道を通って穴水に来て、ここを拠点にいろいろな所を巡ってもらうきっかけになれば」と期待する。
 今後、ドッグランやキャンプ場のほか、傾斜のある土地を利用して愛犬が遊ぶ様子を見ながら食事が楽しめるデッキやコンサートなどを開けるステージも造る。当面は無料で開放する予定で「風光明媚(めいび)な海沿いの景色と一緒に楽しんでもらえれば」と話した。

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