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湖西市商工会・袴田勝彦新会長 抱負を語る

2021年6月4日 05時00分 (6月4日 05時03分更新)
就任の抱負を語る袴田勝彦さん=湖西市商工会館で

就任の抱負を語る袴田勝彦さん=湖西市商工会館で

 五月にあった湖西市商工会の総代会で、四期十二年務めた佐原正晃前会長に代わり、袴田精機(山口)会長の袴田勝彦さん(78)=岡崎=が新会長に選ばれた。新型コロナウイルス感染拡大による消費の落ち込みや今後の生活様式の変化が見込まれる中で、地域経済の立て直しにかける意気込みを聞いた。 (鈴木太郎)

◆商業の打開策

 −飲食業を筆頭に商業は大きな影響を受けている。打開策はあるか。
 テークアウトの催しや、情報をまとめたサイトの運営を飲食店有志が工夫しながら進めている。市内も高齢化が進み、地元店の持ち帰り商品の充実が移動の難しいお年寄りの消費につながる可能性もある。コロナ後を見据え、事業者の柔軟な業態変化を後押ししたい。

◆業態転換の経験

 −会社で積極的な業態転換に取り組んだ経験が生かせるのでは。
 袴田精機社長時代、CDの普及を受け、カセットテープ再生機器の製造から、自動車の回転部品に転換した。時代に乗り遅れない重要性を痛感し、同じ技術でも分野が違うと安全面など求められる品質が異なると学んだ。新たな情報をつかむ大切さは商業にも共通するはず。業態転換に取り組んだ当事者としても、支援に前向きに取り組む。

◆コロナと製造業

 −新型コロナの製造業への影響と今後の展望は。
 注文が減り、売り上げが減った会社が多いと受け止めている。現場を支える技能実習生の出入国が難しくなったのも悩ましい。オンライン会議などで何とか調整し、今年も商工会経由でのインドネシア人実習生の入国のめどが立った。コロナ後は、部品の点数が減る自動車の電動化も脅威。少しずつ強みが違う部品製造会社同士のネットワークを生かした情報の共有で乗り切りたい。

◆駅前の活性化

 −市の玄関口の新所原、鷲津両駅前はにぎわいに欠け、さみしさが残る。

 両駅ともロータリーに直接バスが乗り入れ、駅前の商店に立ち寄らずに人が会社や家に向かってしまう。鷲津駅前のイベントは定着しつつあるが、催しに頼らない次の展開を模索する必要がある。

◆新居との連携

 −市内の新居町商工会とのさらなる連携が必要と思われる。今後経営支援策などで足並みはそろえていくか。

 相手のあることで、こちらの要望を一方的に押しつけてはいけない。将来のビジョンは両商工会で時間をかけて話し合うつもりだ。新居町以外の商工会でも、経営支援のいい事例があれば積極的に学び、取り入れたい。

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