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狩猟技術生かし、クマ捕獲へ勝山に移住 鹿児島の坂下さん

2021年6月3日 05時00分 (6月3日 15時01分更新)
鹿児島県から移住し、クマの捕獲実習に臨む坂下さん(右)=勝山市野向町牛ヶ谷で

鹿児島県から移住し、クマの捕獲実習に臨む坂下さん(右)=勝山市野向町牛ヶ谷で

 クマの生息域と密接し、最近はクマが大量に出没している勝山市では、猟友会の後継者不足や高齢化の問題に直面している。そんな事態を見過ごせず「自分の狩猟技術を生かしたい」と、強い意思を持って鹿児島から福井に移住してきた男性がいる。「元気なうちに人命を守る仕事を担い、後進の育成に当たりたい」と意欲を燃やす。(平林靖博)
 鹿児島県薩摩川内市出身の坂下裕之さん(66)で、現在は勝山市平泉寺町で暮らす。もともとは鹿児島、宮崎県で複数の薬局を経営していた。十五年ほど前にワナ猟をしている友人に勧められ、猟友会に入って銃猟免許を取得。イノシシやシカ猟をしていた。
 実はクマ猟は未経験。九州にはクマがいないとされているからだ。猟の経験を積むうち、「クマ猟は猟の最高点」と考えるようになった。そして二〇一九年、ニュースで勝山市の現状を知ったことが転機となった。
 クマが立てこもった時、出動できる県猟友会勝山支部のメンバーが少なく、大野支部に応援を頼んだと聞いた。市街地にある木にクマが数日間、居座ったことも知った。「自分の銃は人命や安全を守る仕事を担っている。ぜひ役に立ちたい」
 二〇年夏、勝山支部の上弥吉支部長に連...

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