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新幹線延伸の地域課題 デザイン思考で福井大生解決へ 

2021年6月3日 05時00分 (6月3日 09時35分更新)
竹本教授(奥)のアドバイスを受けながら話し合いをする学生ら=福井市の福井大文京キャンパスで

竹本教授(奥)のアドバイスを受けながら話し合いをする学生ら=福井市の福井大文京キャンパスで

 県内外企業と連携開始

 福井大工学部の竹本拓治教授(政策科学)の研究室に所属する学生が、県内外の企業と連携し、県内の地域課題を「デザイン思考」を用いて解決する取り組みを始めた。北陸新幹線の県内延伸を切り口に、地域の課題を抽出、選定し、観光業やバスなど二次交通の発展の可能性について考える。
 デザイン思考は、利用者の本質的なニーズを把握し、課題の抽出を重視しながらサービスを作り上げる、ものづくりの方法論。竹本研究室ではこの方法に重点を置き、ワークショップなどを通じて学生らの思考力を磨いてきた。
 第一回のミーティングでは、四年生と大学院生計十七人が四グループに分かれ、北陸新幹線が福井に延伸する際の課題について議論した。「福井には他県から人を呼べるだけの魅力的な目的地がない」「観光客が日帰りしてしまうのではないか」「IT産業の中心地になれないか」など、活発な議論が交わされた。
 今後は月に一回、企業を交えたミーティングを開催し、グループごとに課題と解決に向けたアイデアを出し合う。アイデアに最も近い技術を持つ企業と連携し、解決に向けてアプローチする。
 大学院二年の水野真由子さんは「地域の声にしっかりと耳を傾けて、新たなビジネスの可能性について考えていきたい」と話した。 (波多野智月)

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