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日野町事件弁護団、検察側に意見表明要請 即時抗告審の新証拠

2021年6月3日 05時00分 (6月3日 05時01分更新)
 滋賀県日野町で一九八四年、酒店経営の女性が殺害され金庫を奪われたとされる「日野町事件」の第二次再審請求の即時抗告審で、弁護団は二日、提出した新証拠に対する検察側意見を速やかに表明するよう、大阪高検に文書で要請した。
 弁護団は二月、強盗殺人罪で無期懲役の刑を受け、服役中に七十五歳で病死した阪原弘(ひろむ)さんの自白内容と、死斑が示す遺体の向きとの矛盾を指摘するなどした新証拠を提出。文書によると、二月と四月の三者協議で、大阪高裁は検察側に新証拠への意見を求めた。
 文書は大阪高裁にも送り、阪原さんの妻が脳梗塞を発症したことにも触れた。伊賀興一弁護団長は「遺族も高齢で、迅速な審理をしてほしい」と求めた。
 阪原さんは二〇〇〇年に最高裁で無期懲役が確定。病死後の一二年に遺族が第二次再審請求を申し立てた。大津地裁が一八年七月に再審開始を決定し、大津地検が即時抗告した。

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